ステロイドは使う?使わない?メリット・デメリットの完全まとめ

「もしかしてうちの子、アトピーかも?」

慌ててお医者さんに診せに行くと必ず処方されるのがステロイド外用薬です。

 

 

「ステロイドって何だか怖いイメージがあるけど、子供に使っても大丈夫かしら?」

不安に思いネットで調べてみると、両極の意見しか出てきません。

 

 

はてな

「ステロイドは適切に使用すれば副作用もないしよく効く安全な薬です!」

「ステロイドは危険!子供に使うなんてとんでもない!」

一体どちらが本当なのでしょうか?

 

 

ひとつ確実なのは、大事な大事な我が子の体に何かしらの作用を及ぼす劇薬であるという事です。

使う、使わない、どちらにせよステロイドの仕組みをきちんと理解しておく必要があります。

 




 

ステロイドはアトピーを治してくれる訳ではない!

ステロイド系抗炎症薬は、私達の体内にある副腎という臓器から分泌されているホルモンを人工的に合成した医薬品です。

このホルモンは強力な抗炎症作用を持っている為、アトピーの湿疹だけでなくありとあらゆる治療薬に使われています。

癌、腎臓病、膠原病、気管支ぜんそく、緊急救命時、etc…

 

 

しかし、ステロイドを使ってアトピーやこれらの病が完治する訳ではありません。

ステロイドはその強力な抗炎症作用を持ってして無理やりにその症状を抑え込んでいるだけなのです。

クリーム

ステロイドはよく鎮火剤に例えられます。

「アトピーの湿疹は火事です。その火元をまずステロイドで消してあげてから保湿などの治療を行いましょう」

 

 

例えるのなら、燃え盛る炎(アトピー)を必死に消防隊員(母親)が水(ステロイド)をかけて鎮火(完治)させようとします。

しかし、水をかけてもかけても一向に火は消えません。

なぜなら、こちらからは見えない場所で謎の人物が放火を行っているからです。(原因不明の何かがアトピーの悪化因子を増殖させている)

 

 

ですから、アトピーを治そうと思ったらいつまでもステロイドに頼るのではなく、原因をつきとめて改善させなくてはなりません。

これは、ステロイドが安全だと主張する方々も唱える共通の意見です。

 

 

ステロイドのレベル

ステロイドは、その種類や作用力によって5段階に分けられています。

 

 

I群/strongest/最強:デルモベート軟膏、ジフラール軟膏など

II群/very strong/非常に強力:マイザー軟膏、ネリゾナユニバーサルクリームなど

III群/strong/強力:リンデロンV軟膏、フルコート軟膏など

IV群/medium/中程度:ロコイド軟膏、キンダベート軟膏など

V群/weak/弱い:コルテス軟膏など

 

 

このランク表を見ると、「なら子供にはV群/weak/弱いの物を使えば良いじゃない」と単純に考えてしまいがちですが、V群は作用力は弱いものの、ステロイド占有量は多いのです。

ですので、このランク表だけで全てを判断するのは難しいです。

赤ちゃんや子供に処方されるのはIV群/medium/中程度のロコイド軟膏やキンダベート軟膏が一般的です。

 

ロコイド軟膏の添付文書を見てみよう!

では、赤ちゃんや子供によく使われているロコイド軟膏の添付文書を見てみましょう。

添付文書とは、医薬品には必ずついているその薬の取り扱い説明書のような物です。

ネットで「〇〇〇(医薬品名)+添付文書と検索すると簡単に見る事ができますので、ステロイド以外でも、子供に処方された薬は与える前に事前に見るように心掛けると良いと思います。

ビックリ

では早速見てみましょう!

>>ロコイド軟膏添付文書

 

いかがですか?

ロコイド軟膏を処方される時、お医者さんは「1日〇回塗って下さい。また〇週間後に来て下さい。お大事に」しか言いません。

それ以上の情報が、添付文書にはたくさん載っているのです。

 

ちょっと待って!見逃せない記載文

ロコイド軟膏の添付文書の中で、気になったのは以下の記載文です。
 

 
 

  • 大量又は長期にわたる広範囲の使用(とくに密封法)により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある。
  • 重大な副作用があるが頻度不明
  • その他の副作用の頻度は、まれに:0.1%未満、ときに:0.1~5%未満、副詞なし:5%以上又は頻度不明
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物実験で催奇形作用が報告されている。
  • 小児等への使用は長期・大量使用又は密封法により発育障害をきたすおそれがある。また、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。

 

もし、子供が命の危機に瀕した時、ロコイド軟膏を使って一命を取り留める事ができるのであればためらわず使うと思います。

しかし、アトピー性皮膚炎のような慢性疾患、しかもママの努力によって治せる疾患に容易く使うような薬ではありません。

 




 

ステロイドのメリット・デメリット

ステロイドのデメリット(副作用)については、コチラを参照なさって下さい。

>>ステロイドの副作用について徹底的に追及しました

 

ステロイドのメリットとしては、ひとたび塗ればひどかったアトピーが治ったかのように見える事です。

アトピーでは、アトピーの子供、それを看病する親が共につらさとストレスでやられてしまいがちです。

バツマーク

最悪のパターンは、親子共にアトピーのせいで睡眠不足になり、それによりストレスも増えていき、常にイライラするようになり、子供の発達・発育が阻害され、親子関係の悪化・・・となる事です。

そうなるよりは、もしかしたらステロイドを使ってしまった方が良いのかもしれません。

 

 

ただし、誰が何と言おうとステロイドには副作用が必ずあります。

強力な良い作用をもたらす薬が、都合よく強力な悪い副作用が一切ないなんて事はありえません。

もしステロイドを使うのであれば、それを必ず念頭に置いて細心の注意を払いましょう。

 

奇跡の薬か悪魔の薬か

奇跡の薬だともてはやされる一方で、悪魔の薬だと非難を浴びるステロイド。

ステロイドは、その強力な作用故に良くも悪くも効きすぎてしまいます。

 

あなたの子供のその湿疹は、本当に奇跡の薬だとか悪魔の薬だとかが必要でしょうか?

今一度よく考えてみませんか?

 

>>アトピー完治に役立った!アイテムランキング!

 

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