清潔すぎる社会がアトピーを引き起こす!?

清潔すぎる社会がアレルギーという現代病を生み出している、と唱える方は多いです。

今の日本はとにかく清潔社会!

何でもかんでも「汚い」と思ってしまい、「除菌」「抗菌」「殺菌」をするのが当たり前になってしまいました。

 

人間は、太古の昔から様々な雑菌と共に生きてきました。

共に生きる、要は助け合って生きてきた、という意味です。

助け合って生きてきたとはどういう事か、アトピーに限ってもう少し深く掘り下げてみましょう。

 




 

菌が守ってくれている私達の肌

ビックリ私達の皮膚には、約1兆個もの皮膚常在菌が住み着いています。

「えっ!?肌にそんなに菌がくっついてるの!?気持ち悪い!」

と思われるかもしれませんが、皮膚常在菌は私達の肌に良い作用をもたらします。

皮膚常在菌は私達の皮脂や汗を食べ、排泄し、肌を弱酸性に保ってくれています。

弱酸性を保ってくれているという事は、アルカリ性を好む病原菌から守ってくれているという事に繋がります。

 

 

また、弱酸性に保たれた肌はしっとりと潤っています。

しかし、清潔にしすぎる現代の社会ではとにかく何かある度に徹底的に殺菌効果のある石鹸で洗い流します。

そうするとどうなるのかと言うと、私達の肌を守ってくれていた皮膚常在菌が皮膚からいなくなり、皮脂膜が落ち、角質層に隙間が生じます。

その隙間から水分が蒸発して乾燥肌となってしまいます。

 

 

乾燥肌はアレルゲン物質や病原菌が入り込みやすくなります。

良かれと思ってやっていた事が、実際は病原菌やウイルス、アレルギー性疾患を招いてしまう事態に陥ってしまうのです。

>>アトピーっ子の洗顔方法で守るべき大事な5つの決まり事とは?

 

「汚い」という先入観を捨てましょう

だからと言って手洗いをするな、お風呂に入るな、という事ではありません。

何事も過剰にやる事が良くないのです。

 

 

例えば手洗いは流水で10秒程もすれば十分汚れは落ちますし、お風呂も1日1回通常通り入れば問題はありません。

皮膚常在菌についても、過度な洗浄をしなければ洗い流されずに済んだ皮膚常在菌が増殖して、元通りの数になります。にやにやバイキン

 

 

「でも、手をきちんと洗わないと風邪やインフルエンザなどの感染症を防げないんじゃないの?」

と思われるかもしれません。

ですが、手をきちんと洗っていても、うがいをしていても、風邪やインフルエンザには罹ります。

 

 

なぜならウイルスが手に付着しているようなら、全身のありとあらゆる部分に付着している可能性が高いからです。

手を洗って予防するという理屈なら、感染する機会に遭遇する度に全身に殺菌シャワーを浴びないといけないという事になります。

 

 

また、うがいは手洗いよりももっと効果の低いものです。

風邪やインフルエンザの原因となるのは細菌ではなくウイルスだからです。

例えばインフルエンザウイルスは喉に付着すると20分程で体内に侵入し増殖を始めます。

うがいで予防をするなら常に20分毎にうがいをしなくてはいけない事になります。

うがい・手洗いは感染症を予防するには効果が低く、尚且つ肌を守ってくれている皮膚常在菌を洗い流してしまう結果につながります。

 

感染症を防ぎたいなら免疫力を上げる事!

ではどうやって風邪やインフルエンザなどの感染症を防げばいいのかと言うと、免疫力を上げればいいのです。

免疫力を上げる一番効果的な方法は、質の良い食事や睡眠を取り、過度なストレスを減らす事です。

>>良質な食生活を送る事がアトピー完治への最短ルート!

>>ストレスは万病の元とは言うけれど・・・アトピーの元にもなる!?

 

しかし見落としがちなのが清潔すぎる生活の代償です。

 

 

子供は様々なばい菌と触れ合いながら心身共に成長をしていきます。

そのばい菌を悪と見なし、ばい菌から子供を遠ざけていると、ばい菌のおかげで出来上がってくるはずの免疫力がつきづらくなります。

たかがばい菌で死ぬ訳ではありません。

 

 

現在の日本はとても清潔な国です。

神経質にならずとも、勝手に病原菌やウイルスから守られています。

ですから適度に不潔が丁度良いのです。

 

 

ちなみに、ぴこママの家族を例にあげると、ぴこママはうがい・石鹸による手洗いは昔からあまりしません。よく怒られていました。

が、インフルエンザには人生で一度も罹った事はなく、風邪も2~3年に1度、喉が痛くなる程度で済みます。

 

 

一方、ぴこママの母親はとにかくうがい・石鹸手洗いを徹底します。

しかし毎年インフルエンザやノロウィルスなどの感染症に罹ります。

うがい・手洗いによる感染症の予防効果はうすく、やはり体の免疫力が感染症を防ぐ手立てとなりえるのです。

 




 

不潔な環境に置かれた子供の方がアレルギー疾患率が低い!?

ここに興味深いデータがあります。

それは、第一子よりも、第二子、第三子はアレルギー性疾患になりにくいというものです。

 

 

保母さん

また、兄弟が多い子供や保育園に預けられていた子供も、反対の立場の子供と比べて同じくアレルギー性疾患になりにくい事が分かっています。

これはどういう事かと言うと、適度に不潔な環境に置かれていた子供の方がアレルギー性疾患にかかりにくいという事です。

 

 

第一子はどうしても第二子、第三子に比べて過保護に育てがちです。

また、兄弟が多い子供や保育園に預けられていた子供は子供同士で汚い遊びをしますので、色々なばい菌を移し合い、正常な免疫力の働きを促していると考えられます。

 

積極的に浴びたいエンドトキシンとは?

1994年、国際機関ISAAC(国際小児喘息・アレルギー調査)の調査により、農家の子は、それ以外の子に比べて花粉症やぜん息の割合が少ないという事実が判明しています。

なぜかと言うと、農家の子は動物の糞に含まれている「エンドトキシン」という成分を乳幼児期に多く浴びている為です。

 

 

産まれたばかりの赤ちゃんの免疫細胞はまだ役割が決まっていない状態にあります。

成長に伴い様々な刺激と触れ合う内に、細菌を撃退するための「細胞性免疫」(I型ヘルパーT細胞)あるいは「IgE型免疫」(Ⅱ型ヘルパーT細胞)と変化していきます。

この2種類の細胞は、それぞれの役割の違いから体内で勢力争いを繰り広げていて、そのせめぎあいによって決まる両者のバランスがアレルギーのなりやすさを決定します。

 

 

つまり乳幼児期にできるだけ多くのエンドトキシンに接触していれば「細胞性免疫」が増加し、将来のアレルギーになりにくい体質を獲得することになります。

 

 

この日本では牛や馬などの家畜と触れ合う機会が滅多になく、無論キレイに舗装された道路には動物の糞など落ちておらず、エンドトキシンを浴びたいと思ったらわざわざ牧場に出向かなくてはなりません。

「動物園ではダメなの?」と思われるかもしれませんが、動物園は動物が遠く、もちろんその分動物の糞も遠いですから、やはり牧場一択になるでしょう。

 

 

 

生まれつき体の弱い子供や生まれたての新生児以外は、これを機に積極的に牧場へ足を運んでみてはいかがですか?牧場

すぐ近くで牛や馬の動物と触れ合え、土を踏み、独特の匂いを嗅ぎ、子供の情操教育にも一役買うはずです。

人工的に造られたテーマパークより遥かに有意義です。

 

 

ただし、エンドトキシンは内毒素です。

そして人畜共通の感染症も数は少ないながら存在します。

その事を念頭に入れて子供と一緒に楽しみましょう!

 

「菌」は「悪者」ではない!

現在の日本では「菌」=「悪者」というイメージが染み込んでいます。

「~~菌」と聞くと、「何だか嫌だな、排除しなくては」という考えがよぎるようになってしまいました。

ではビフィズス菌や乳酸菌はどうでしょうか?前述の皮膚常在菌はどうでしょうか?

 

 

菌は菌でもたくさん種類があり、もちろん人体に有害な菌も存在しますが、無害、もしくは有益な菌もたくさん存在します。

菌はどの時代にも存在し、また私達が生活している場所でそこら中にうようよいます。

私達は悪い菌も良い菌も、うまく付き合っていくしか生きる道はないのです。

 

 

必要以上に菌を避ける事こそが人間にとって不自然な事であり、その不自然な事を続けた結果がアトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー性疾患を現代の人類に招き寄せたのかもしれません。

 

>>アトピー完治に役立った!アイテムランキング!

 

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