恐怖のアナフィラキシーショック!その予防方法と対処方法

アトピーっ子が食物アレルギーを発症する確率は40~90%とも言われている現在。

もし我が子がアトピーなのであれば、食物アレルギーを併発している可能性が高いという事を常に意識しておきましょう。

 

 

食物アレルギーの怖いところは、アナフィラキシーショックに陥り死に至る危険性があるところです。

そんな恐ろしいアナフィラキシーショックを予防する為、またアナフィラキシーショックに陥った場合の対処法など、ぴこママ個人の体験談も交えながらお話したいと思います。

 




 

 

アナフィラキシーショックを予防する5つの方法

離乳食の開始時期を遅らせる

現在、離乳食は5~6ヶ月で開始する事とされていますが、アレルギーを持っている赤ちゃんにとってそれは早すぎます。

授乳

生後5~6ヶ月では赤ちゃんの腸はまだまだ未完成で、消化・吸収が上手く出来ません。

 

 

そこへあれやこれやと様々な食物を与えていればアレルギーを発症する可能性はぐんと高くなります。

最低でも7~8ヶ月、できれば1歳頃まで開始を引き延ばせると良いです。

 

離乳食のバリエーションを広げない

離乳食をスタートさせたら次に気を付けなくてはならないのが、食のバリエーションを広げないという事です。

 

離乳食のレシピ本通りに進めるのは絶対にダメです!

離乳食レシピ本の言うところの1ヶ月で進むべき食のバリエーションを、アトピーっ子の場合は3ヶ月~半年かけて進めましょう。

特に、アレルギー発症が一定の頻度で認められている以下の食品は1歳を超えるまで絶対に与えないで下さい。

 

 

卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに・
オレンジ・りんご・キウイフルーツ・バナナ・もも・くるみ・大豆・
まつたけ・やまいも・牛肉・鶏肉・豚肉・あわび・いか・いくら・
さけ・さば・ゼラチン・ゴマ・カシューナッツ

 

初めて与える食品は小さじ一杯にとどめる

何にアレルギー反応を起こすか分からない状態で、初めて与える食品を大量に与える事は大変危険です。

与えたのが一口であれば、例えアナフィラキシーショックを起こしたとしても一命を取り留める事が出来たかもしれないのに、大量に与えたせいで重篤なアナフィラキシーショックに陥り命を落とす事も考えられます。

 

 

また、初めて与える食品を食べた後は、3時間程度は注意して様子を伺いましょう。

アナフィラキシーショックは摂取後2時間以内に起きるとされていますが、あっちゃんの場合、バナナを食べてから3時間後にアナフィラキシーショックを起こしました。

>>アトピーっ子の離乳食の進め方と与え方のポイントまとめ

 

血液検査を受ける

特定のアレルゲン物質を指定して、その物質に対してアレルギーがあるかどうかを調べる事ができます。

一度に検査できるアレルゲン物質の数は13種類となっており(※保険適応の場合)、大体生後6ヶ月程度から正確な検査結果が期待できるとされています。

 

 

血液検査の結果は7つのクラスで表されます。

クラスの数値が高ければ高い程、Ige抗体値が高いという事になり、それだけアレルギーを発症する可能性が高いという事になります。

ただし、数値が高ければ高い程絶対に強いアレルギー反応が出るかと言うとそうではありません。

 

アレルギー血液検査

 

これはあっちゃんの血液検査の結果ですが、たった一口でアナフィラキシーショックを起こしたバナナの数値は「3」で、意外とそんなに高くありません。

乳児期に陽性となった食品は、幼児期以降に再度検査を受け直し、負荷試験(医師の管理の下、実際にその食品を摂取する試験)を受けると良いでしょう。

 

エピペンを処方してもらう

 

エピペン

 

エピペンとは、アナフィラキシーショックを起こした際の緊急補助薬の事で、別名アドレナリン自己注射薬とも言います。

血液検査で陽性となったアレルゲン物質があった場合、念の為に医師からエピペンを処方してもらいましょう。

エピペンを処方できる医師は限られていますので、まずは電話で問い合わせをしてから行きましょう。

 

 

エピペンは病院へ行ってその場で即日処方される訳ではありません。

まず病院へ行き子供のアレルギー症状などを話し、医師が処方が必要だと判断すれば、エピペンの講習DVDと練習用エピペンを渡されて自宅で見るように言われます。

自宅で使用方法を把握してからまた病院へ足を運びます。

 

 

そこで処方されれば良いのですが、エピペンは発注をしてから入荷をする為、その日は処方箋だけ出してもらいます。

指示された薬局に日にち通りに処方箋を持っていけば、晴れてエピペンを手に入れる事ができます。

と、ぴこママの場合はとにかく手間がかかりましたが、病院によっては即日処方してもらえるところもあるかもしれません。

 




 

アナフィラキシーショックが起きた時はこう対処しよう!

いくら我が子がアトピーでも、いくら食物アレルギーでも、まさかアナフィラキシーショックが起きるなんて思いもしないでしょう。

アナフィラキシーショックなんていうのはテレビのニュースで聞くような、なんとなく遠い世界の出来事のように感じますから。

実際にぴこママはそうでした。

 

 

しかし、アナフィラキシーショックは思いもよらない時に突然起こります。

 

じんましん、嘔吐、腹痛の症状が出たら要注意

「アナフィラキシーショック=意識消失」と思いがちですが、アナフィラキシーショックとは複数の臓器に強いアレルギー反応が起きる事を言います。

ですので、アナフィラキシーショックとは言ってもまずは皮膚症状(じんましん、紅斑、搔痒、浮腫)、消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢)、気道症状(口腔・舌・唇の違和感や腫れ)、全身症状(ぐずり、ぐったり)などから始まります。

これらの症状が見られたら、アナフィラキシーショックに備えてすぐに119番できるよう準備しておきましょう。

 

 

ちなみにあっちゃんの場合、まずはじんましんから始まりました。

 

蕁麻疹

 

すぐに119番をする

どのタイミングで119番をするのかは迷うところですが、不安だと感じたらその時点で119番に電話をかけましょう。

ぴこママはパニックに陥って間違えて110番にかけてしまいましたが、119番です。

恐らく、110番なのか119番なのか分からないくらいパニックに陥ると思いますが、覚えておきましょう。119番です。

 

 

間違えて110番にかけてしまうと自分からは通話を切れない為、119番通報へのタイムロスになります。

119番をしたら冷静に、落ち着いて、症状と住所、名前を伝えます。

救急車

「冷静に」「落ち着いて」とは言いましたが、我が子が死ぬかもしれない危険に直面しているので到底無理な話です。

 

 

ぴこママも「とにかく住所だけは正確に言おう!」という思いだけはありましたが、それ以外はもう何を言っているのか自分でも訳が分からなかったです。

電話口の方に「お母さん!お子さんの命を守る為に落ち着いて!」と叱咤されてやっと正気に戻りました。

もし正気に戻れなくても、とにかく住所と名前だけは必ず正確に伝えましょう。

 

子供は仰向けに寝かせておく

恐らく大多数のお母さん方は、アナフィラキシーショックに陥った我が子を抱きかかえてウロウロしたり、揺さぶったりするかもしれませんが、落ち着いて仰向けに寝かせましょう。

心臓の負担を軽くして頭に血液を流し血圧の低下を防ぐ為、足を上げてやると尚良いそうです。

我が子が危機に瀕しているので抱きかかえてやりたくなりますが、救急車が到着するまではそのまま側で様子を見ていましょう。

 

救急車を待たずにエピペンを注射する

エピペンを持っている場合は、子供の意識が消失したその瞬間に自分でエピペンを注射します。

エピペンはタイミングが非常に難しく、注射するタイミングが遅ければ効果を発揮しません。

ですので、少し怖いとは思いますが子供が意識を消失したら、119番をする前に、救急車の到着を待たずに、自分の判断でエピペンを注射して下さい。

 

救急車にもエピペンに準ずる注射薬は常備してある

もしエピペンを持っていなくても、救急車にはエピネフリンというアドレナリン注射薬を常備してあるそうです。

ですが、救急隊員がアドレナリン注射をする判断をしてくれるかどうかは分かりません。

もし、「これは食物アレルギーによるアナフィラキシーショックだ」と判断したのなら、救急隊員にそれを伝えて注射をするようお願いしましょう。

 

アナフィラキシーショックは二度ある

あっちゃんの場合、一度意識を消失した後、救急車が到着したと同時に自ら意識を取り戻しました。

そして病院へ搬送された後、診察を受けている最中にまた意識を消失しました。

アナフィラキシーショックは二峰性と言って、症状が二度表れる事があるそうです。

二峰性

原因物質がまだ体内に残っているので当たり前と言えば当たり前ですが、あっちゃんの場合は二度目の意識消失時にエピペンを打ち、意識が戻ったところで嘔吐してやっと症状が落ち着きました。

嘔吐なり下痢なり点滴なりで、アナフィラキシーショックの原因となった物質を体内から出さなければ、再度意識を失う可能性が高いという事です。

 

エピペンはあくまで緊急補助薬

上記の通り、原因物質を体内から取り除かなければ命の危険は去ったとは言えません。

ですから、エピペンを注射して意識が戻ったとしても、その後迅速に病院へ搬送する必要があります。

あくまでもエピペンは一時凌ぎにしかならないという事を念頭に置きましょう。

 

自分で判断して行動する

ぴこママが実際に我が子のアナフィラキシーショックに直面してみて痛感した事は、

 

「お医者さんも救急隊員もなんだか頼りないなぁ・・・」

 

という事でした。

 

救急隊員が駆け付けた時、丁度あっちゃんが意識を取り戻したとは言え、あっちゃんの状態を直接見たり触ったりする訳ではありませんでした。

 

 

また、病院へ搬送された後も、医師はただあーだこーだと話をするだけで処置をしてくれず、その途中で顔が真っ白になってぐったりしているあっちゃんを見ても何をする訳でもなく、ぴこママが変だ変だと訴えた末、心音を聞いてやっと異常事態に気付きました。

その際に医師がエピペンを注射したのですが、エピペンの種類(エピペンには大人用と子供用と2種類あります)と注射方法(本来太ももの外側に打つべきところを内側に打っていた)を間違えていました。

 

 

その医師は小児アレルギー科の専門医です。

総合病院の小児アレルギーが専門の医師でもこのレベルですから、医師や救急隊員に任せっきりにせず、常に頭をフル回転させて自分で考えて行動しましょう。

 

 

もちろん、医師や救急隊員の言う事を信じるなという事ではありませんが、我が子の事を一番良く分かっているのは私達親です。

 

寝かしつけアナフィラキシーショックが起きないに越した事はありませんが、もしも万が一起きた時の事を考えて、事前にしっかりと知識を仕入れておきましょう。

事前に知っているのと知らないのとでは、緊急時に取れる行動の幅が全く違います。

備えあれば憂いなし!

我が子を守るのは他の誰でもない、あなたです。

>>まさかの食物アレルギー!バナナでアナフィラキシーショックに(前編)

>>まさかの食物アレルギー!バナナでアナフィラキシーショックに(後編)

 




 

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